ぞうすいの店 お通

美味しいぞうすいを食べていただくために、一つ一つの素材にもこだわっています。

例えば、ぞうすいに彩りと香りを添える三つ葉は、西都市荒武の田原農園さんから直送していただいたものを使用しております。キムチは、大阪生野区桃谷の慶州商店のものをわざわざ取り寄せています。

どちらも10年来のお取り引きになりますが、常にお通のぞうすいに適した食材を探し回り、最高のぞうすいを仕上げるために努力しています。

お通のぞうすいや塩鍋、冷や汁等のほとんどはダシが命です。そのダシを作るためには一切の妥協を許さないようにしています。

ダシをとる鰹節は、鹿児島県枕崎市で水揚げされた鰹を使用しており、的場水産にて枯本節、鯖（サバ）、鯵（アジ）、鰯（イワシ）、ソーダ鰹の5種類をブレンドしたお通完全オリジナルブランドに仕上げています。

また、昆布は北海道の道南（どうなん）産を使用しており、濁りの無い「澄んだダシ」がお通のぞうすいに非常に適しています。

創業者の故・古市玲子がたった三坪の小さな店から始めたお通。古市玲子の愛情とユーモアに溢れる人柄、ぞうすいの味、そしてお店の雰囲気を好きになってくれて、通ってくれたお客様もたくさんいらっしゃいます。宮崎本店は、何度も拡張、改装してきましたが、そのことを忘れることなく、むしろ強く意識した店づくりを心掛けてきました。昭和36年の創業時から今も受け継がれている「お通らしさ」をお楽しみください。

また、宮崎本店以外では、その土地柄や立地条件に合った店づくりを心掛けており、地域に調和しつつお通らしさを主張できるお店となっています。

全ての食材を地元で調達するのは現実的に困難ですが、可能な限り地元の新鮮な食材を使用し、地産地消に貢献できるように努めています。お通のぞうすいの場合、特に野菜類のほとんどは地元で穫れたばかりの新鮮な野菜を使うようにしており、農家から直送していただくものも少なくありません。

また、地域貢献にも力を入れており、社会福祉法人や高校の部活動等へご協力させていただくため、定期的に「百人鍋」を振る舞う等のボランティア活動を行っています。